赤ちゃんがぐずって眠れない、呼吸が苦しそう。そんなときに多くの親が悩むのが「新生児の鼻詰まり」です。赤ちゃんは鼻の穴がとても小さいので、ちょっとしたことで鼻が詰まってしまいます。このページでは、新生児の鼻詰まりの原因や、おうちでできる対策、病院に行く目安について、わかりやすく説明していきます。
新生児の鼻詰まりはなぜ起こるの?
赤ちゃんの鼻は小さいため、すぐに詰まりやすくなります。鼻詰まりの主な原因は次のようなものです。
- ミルクを吐いたときに、それが鼻に入ってしまう
- 部屋の空気が乾燥していると、鼻の中がカサカサになる
- ホコリや花粉などが鼻の中に入ってしまう
- 赤ちゃんにとって自然な鼻水(生理的なもの)
これらの原因によって、赤ちゃんは鼻が詰まってしまうのです。
鼻詰まりで見られる赤ちゃんのサイン
赤ちゃんは自分で鼻が詰まっていることを言えません。ですが、よく観察すると、鼻詰まりのサインが見えることがあります。
- ミルクを飲むのをいやがったり、途中でやめてしまう
- 寝ているときに「ズーズー」と鼻が鳴る
- 泣いているときに息がしにくそう
- 鼻水が出ていたり、鼻が詰まっているように見える
こういったサインを見逃さないようにしましょう。
おうちでできる鼻詰まりの対策
鼻詰まりがひどくなる前に、家でできるケアをしてあげましょう。
1. 鼻吸い器を使う
電動や手で使う鼻吸い器で、鼻水をやさしく吸い取ります。無理に吸わず、やさしく短時間で済ませるのがポイントです。
2. 蒸しタオルで鼻をあたためる
ぬらしたタオルを電子レンジで少し温めて、赤ちゃんの鼻の近くに当ててあげましょう。鼻の通りがよくなることがあります。
3. 部屋の湿度を保つ
加湿器を使って、部屋の湿度を50〜60%くらいに保ちましょう。冬やエアコンを使う時期は特に乾燥しやすいので注意です。
4. ミルクをあげるときの姿勢を工夫する
少し頭を高くしてミルクをあげると、呼吸がしやすくなります。クッションなどを使うと楽になります。
病院に行ったほうがいいとき
軽い鼻詰まりなら、おうちでのケアで治ることが多いです。でも、次のようなときは病院へ連れていきましょう。
- 鼻詰まりが何日も続くとき
- ミルクをほとんど飲まないとき
- 熱がある、せきが出ているなど、ほかの症状があるとき
- 息がしにくそうで、顔色が悪いとき
赤ちゃんは体調が急に変わることもあるので、少しでも気になるときは、小児科の先生に相談しましょう。
鼻詰まりをふせぐための生活の工夫
毎日の生活でちょっと気をつけるだけで、鼻詰まりをふせぐことができます。
- 部屋のホコリをこまめに掃除する
- 外から帰ったら、服を着がえて清潔にする
- 香水やたばこなど、強いにおいは使わないようにする
赤ちゃんが安心して過ごせるように、部屋の環境を整えてあげましょう。
まとめ
新生児の鼻詰まりはよくあることですが、落ち着いて対処すれば大きな心配はいりません。赤ちゃんの様子をしっかり見て、おうちでできるケアをしてあげましょう。もし不安なことがあれば、早めに病院に相談するのが安心です。赤ちゃんが元気にすごせるように、毎日のケアを大切にしていきましょう。
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